光洋軒が高井田系の代表的な店で中華そばを始めて60年以上になる。屋台風のたたずまいに味があり、ほとんどのお店がカウンターに数人も入れば満席になる。中華そばは600~700円程度でリーズナブルな価格に設定されている。スタイルはどのお店もほぼ同じで、うどんのような極太麺に醤油が強いスープにチャーシュー・メンマとネギのみ。(煮卵などのトッピングあり)シンプルだからこそ永く愛され続けているのかもしれない。
大阪市東部(東成区周辺)と東大阪市西部(高井田地区周辺)、戦後の産業道路沿いの大阪市営バス高井田停留所周辺にお店が集中しており「高井田のラーメン」と呼ばれていたラーメンの事で「高井田系ラーメン」「高井田系中華そば」とも呼ばれています。
戦後すぐ、まだラーメンという言葉が珍しかったころに開業。濃い醤油味のスープは鶏ガラと昆布を使用し麺はうどんと思ってしまうほど極太ストレート麺。ラーメンというよりは「昔ながらの中華そば」いわゆるブラック系の大阪が誇るご当地グルメです。
「持ち帰り」が古くから定着し、スープをウィスキーや焼酎の空き瓶に入れてもらいます。 「おはようラーメン」とも言われる様に、早朝から営業しているお店が多いのも特長です。